音楽制作の最終作業で重要な「マスタリング」。名前は聞いたことがあっても、「具体的に何をするの?」と疑問に思う方も多いかもしれません。この記事では、マスタリングの基本的な役割や目的、作業内容、初心者でも取り組めるコツをわかりやすく解説します!
白くまぼたもちは「マスタリング」って知っている?



知らない。美味しいの?



食べ物じゃないよ。



そうなんだ。詳しく説明して!
マスタリングとは?
マスタリング(Mastering)とは、完成した楽曲(トラックをまとめたミックス済みの音源※ステレオミックスされた2ミックス音源)を最終的な形に仕上げる作業のことです。
音質や音の音量などはスピーカ、再生環境、再生機器などによって依存します。なのでどんな環境であってもしっかりと聞こえるようにするためにバランスを整える必要があります。
- 音量や音質のバランスを調整すること。
- どのスピーカや再生環境でも良い音で聴けるようにするために調整すること。



確かに音源の音を聴く環境だったり、再生機器は人それぞれだ。



そうだね!
どんな環境、再生機器でも、
しっかりクリアに聞こえるように整えるんだね!



何事にもバランスは大事だもんね。
マスタリングの目的
音量の最適化
曲全体の音量を商業的な基準に合わせます。
音質の向上
音の抜けや広がりを調整して、クリアでプロフェッショナルな仕上がりにする。
再生環境への対応
ヘッドホンやスマートフォンのスピーカなど、どのデバイスでも適切に聴こえるようにします。
楽曲の統一感
アルバムやプレイリスト内で、曲ごとの音量や雰囲気に統一感を持たせて違和感や不快感が無いようにします。



わかりやすいぞ!



「マスタリング」の目的が明確になったでしょ?!
マスタリングとミックスの違い
「ミックス」と「マスタリング」は混同されやすいですが、それぞれ役割が異なります。





料理に例えると…
・素材の味付けや調理は「ミックス」
・盛り付けや食べやすくする最終仕上げは「マスタリング」



ぼくはそんな感じのイメージをしたぞ。



うんうん!そんな感じで良いと思う!
マスタリングの基本作業
「マスタリング」では、以下のような工程を行います。
音量の調整(ラウドネスの最適化)
音量を調整して、商業基準の「ラウドネス」に仕上げます。近年はストリーミングサービスごとに推奨ラウドネスが異なるため、それに合わせることも重要です。
推奨ラウドネス
例:Spotifyは-14 LUFS、YouTubeは-13〜-15 LUFS
下の図は「音量の調整(ラウドネスの最適化)」を視覚化した図です。





視覚化するとわかりやすいぞ!



そうそう!DTM機材やプラグインにはラウドネス値を視覚化してくれるものあるんだよ。それを使ってラウドネス値を最適化するんだ!



にゃるほどね!ぼくも使おっと!
EQ(イコライザー)で音質を整える
EQを使って、音のバランスを調整します。低音が強すぎたり高音が刺さったりしないように、全体を自然に仕上げます。



「マスタリング」の作業工程で使うEQは主にサウンド全体にかけるよ!



「ミックス」の作業工程で使うEQは主に楽器や音一つ一つにかけたりするよ!



同じEQでも使う理由が異なるんだ!



ほうほう…
コンプレッションでダイナミクスを調整
音量の強弱を滑らかにし、曲全体にまとまりを持たせます。過剰なコンプレッションは音のダイナミクスを失わせるため注意が必要です。



「コンプレッサー」については別の記事で説明してるよ!



暇な時見てみよっと。


ステレオイメージの調整
音の広がりを調整し、立体感を持たせます。モノラルや狭いステレオイメージにならないよう注意します。



「PAN(パン)」を振ったりしてステレオイメージ作っていくんだね。



「PAN(パン)」についてはまた説明してほしい…



わかった!また別記事で説明するよ。待っててね!
リミッターでピークを抑える
リミッターを使って音量のピークをコントロールし歪み(ひずみ)を防ぎます。最終的な音圧を上げるための重要なプロセスです。



「リミッター」と「コンプレッサー」は似てるけど少し違うんだ。



また別の記事で「リミッター」について話すよ!



わかった!待ってるぞ!
初心者におすすめのマスタリングのコツ
- 適切なリファレンストラックを用意する
自分の楽曲と似たジャンルや雰囲気、プロ音源(人気アーティストの曲)をリファレンストラックとして用意し、それを基準に調整しましょう。 - 小さな音量で確認する
音量を絞って再生しても、主役のパート(ボーカルのメロディなど…)がしっかり聞こえるのかを確認しましょう。これは「全体のバランス」が取れているかをチェックするポイントです。 - 異なるスピーカやデバイスで聴く
モニタースピーカだけでなく、ヘッドホンやスマートフォンのスピーカでも再生して、音の違いを確認します。 - 不要な低音を削る
人間の耳では聞き取れない超低音(例:20Hz以下)は、EQで削るとクリアな音になります。 - 休憩を取る
長時間の作業は耳が疲れて判断力を鈍らせます。30分作業したら10分休憩を取るなど、適度な休息を挟みましょう。



コツを書いてくれていてありがたいぞ。



ぼくもやるぞー
マスタリングで使う主なツール
初心者でも扱いやすいツールから、プロ仕様のものまでさまざまな選択肢があります。
- iZotope Ozone
マスタリング用のプラグインとして人気。AIアシスト機能があるため、初心者でも使いやすいです。 - FabFilter Pro-L(リミッター)
リミッターの定番ツールで、クリアで透明感のある仕上がりが特徴。 - Wavesプラグイン
価格が手頃で種類が豊富。特に「Lシリーズ」のリミッターは初心者にもおすすめです。 - DAW内蔵ツール
Logic ProやAbleton Liveなど、DAWに最初から搭載されているマスタリングツールも高品質です。初めはこれを活用するのも良いでしょう。



「マスタリング」するためにいろんなツールがあるんだね!
マスタリングがうまくいくとどうなる?
BEFOREマスタリング
- 音量が不安定で、曲のクオリティにばらつきがある。
- 低音がこもっていたり、高音が耳に刺さる。
AFTERマスタリング
- 全体がクリアで統一感のあるサウンド。
- どのデバイスでも心地よく聴ける。
- プロフェッショナルな音源に仕上がる。



「マスタリング」されてるからCDから心地の良い音楽が聞こえるんだなぁ〜感激!
まとめ
マスタリングは、楽曲制作の最後の「磨き」の工程だと思います。初心者の方でも基本的なツールやコツを押さえれば、驚くほどクオリティを向上させることができます。
まずは手軽なプラグインやDAW内蔵の機能を使い、少しずつマスタリングに挑戦してみましょう!「ミックス」と「マスタリング」の両方を磨くことで、さらに高品質な音楽を作れるようになります。



早速マスタリングやってみるぞ。



ごめんなさい。お金なくてDTM機材売りました笑



こんだけ説明しといてふざけてるねぇ〜
